出会い−愛しているのかわからない

出会い−愛しているのかわからない

愛しているのかわからない

夢中になるってことは、こわいことだ。
小学校の頃、先生に指され、夢中で答えて席に座ろうとしたとき、隣の悪ガキにいすを
引かれて、ひっくり返ったなんて経験があるだろう。
夢中でなかったら、気配ぐらい察してそんないたずらにひっかかるわけもないのだ。
恋も同じ。一途になってしまったら、もう、何も見えない。
誰かにイスを引かれたら、間違いなく、尻もちをついてしまうだろう。
ましてや、愛しいその人に、さっと、身をかわされたら、勢い
あまって、そのまま、前につんのめってしまうかもしれない。
だから、一途になんてなりたくないと思う。
冷静で痛いと思う。本気になったら、転んだ時に痛いからね。
自分でブレーキをかけながら、相手の出方を見て。
そんか70%の恋をする人が増えている。
悲しいことだ。他人事のように、自分を見つめて楽しいだろうか、
二人のことを、少し離れた盗撮場所からながめておもしろいのだろうか?
「ねるとん」を見るように、恋をして満足しているのだろうか?

恋と言うのは、余裕のなくなることだ。とおもう。
視野のどんどん狭くなって、その人のことしか
見えなくなることだと思う。
その人の一挙一動が、ピーンと張り詰めた空気を伝わって、
ハートを振るわせることだと思う。
一人相撲をとっているように思われるのが、イヤで、誰も
みな醒めたフリをしている。

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